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ヴァイオリン工房

昨日は東京都下にある、知り合いのヴァイオリン工房におじゃましました。

彼の工房の看板を見て、ふと生じた疑問。
Violin、Viola、Violoncelloの文字。
Violinはヴァイオリンと発音するのに、Violaは、どうしてヴァイオラと発音しないのかと。

「こんな馬鹿な質問をしたのは、あんたが初めて」と言いながら、丁寧に説明してくれました。
Violinは伊語のViolino(ヴィオリーノ)から来た英語名、
Violaはもちろん伊語で、そのまんまヴィオラと読み、英語でもその読み方が定着したとのこと。
ちなみに、Celloとは伊語で「小さい」という意味で、Violoncelloとは「小さいヴァイオリン」という意味ではなく、Violone(ヴィオローネ)という、6弦の大型ヴィオラ・ダ・ガンバに対しての、
小さいヴィオローネという意味だそうです。
納得・・・・

工房の中を見せていただけるようにお願いしたら、「秘密がたくさんあるからちょっと待って」と、しばし時間があり、部屋に入れて貰いました。
製作途中のヴァイオリン、チェロは勿論、ガンバ属の楽器や、なんとヴィオラ・ダモーレもありました。
とても刺激的でした。

毛替えで、演奏家から預かっている弓の中には、いわゆるオールド・ボーも何本かあって、一本400〜500万円だそうです。
でも、毛を外した状態の弓って、単に棒っ切れに見えてしまいますが、これが4、5百万なのか、と不思議な思いがします。

彼曰く「毛替えは、弓が数万円でも数百万円でも、おんなじ7千円なんだよね〜」と、意味深に言ってましたが、高価な弓を扱うときは、かなりのプレッシャーを感じるそうです。
Commented by tnysatcmo at 2007-06-13 22:21
そうなんですか〜。
プチイタリア語講座ですね。本当は英語読みならヴァイオラなんですね。
ヴィオラの人に教えてあげよっと。

弾けるなら試してみたいヴィオラ・ダ・ガンバ。
Commented by チッチの父 at 2007-06-14 08:27 x
>tnysatcmo さま
自作の、ヴィオラ・ダ・ガンバを持ってますよ。
わたしのはソプラノですけど。
大きさが、バス、テナー、アルト、ソプラノの4種類あります。

ガンバは、全く初めての人でもすぐに弾けますよ。
by cicci2cicci | 2007-06-13 07:42 | 楽器関連 | Comments(2)

庵月工房の日々、音楽、楽器のことなど・・・


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