古代メソポタミアのリラ(ライア)#7
2017年 10月 13日
さて、お預かりしている「Lyre of Ur」の復元品ですが、糸巻きをペグ方式に変更して、ペグの縛り方を色々テストしてみましたが
やっと、楽器として実用に耐えうる状態になりました。
ワックス・コードは、蝋質のおかげで巻き上げはスムーズですが、若干戻りがあります。
リュートやバロックギターの弦に、この釣り糸を流用することも多いようです。
でも、これら一式で3万円ほどかかりましたが、今後も色んな自作の撥弦楽器類にも使っていけます。
ワックス・コードは、蝋質のおかげで巻き上げはスムーズですが、若干戻りがあります。
そのほかにも数種類の紐を試してみました。ナイロンひもは見てくれがいいし、紐の切り口はライターの火で炙ると綺麗に球ができてほつれなくなりますが、結びかたをいくつか試したのですが結び目が緩んできます。
結局、最終的に選んだのは「綿金剛打」という綿紐です。これは結び目がきっちり締まります。
そして一番効果があったのは、ネック(丸棒のバー)にペグを取り付ける箇所に、皮(1mm厚)を貼り付けることでした。
ぺぐには、ペグ回し工具(自作・・・といってもドライバをちょっと加工したもの)が通せる4mmの穴を開けているので、この工具で楽にチューニングできます。
ゲージが0.60mmから1.36mmまでの各ピッチに割り当てるため9種類買いました。
大物釣り専用のフロロカーボン製なので、切れることはまずないでしょうし、何しろ30m巻きなので、気兼ねなく試せます。リュートやバロックギターの弦に、この釣り糸を流用することも多いようです。
でも、これら一式で3万円ほどかかりましたが、今後も色んな自作の撥弦楽器類にも使っていけます。
by cicci2cicci
| 2017-10-13 21:58
| ☆Sumerian Lyre
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