【楽器】ゴシック・ハープ 音域拡張!
2010年 01月 03日
昨日は、秩父のアマチュア制作家で、チェンバロ、ゴシック・ハープなどを作っている方が遊びに来ました。
お会いするのは2度目です。
彼が作っている、ブレイピン付きゴシック・ハープは、ニュルンベルク博物館に所蔵されているオリジナルハープを元にしています。
一木からの刳り抜きの楽器は、ボディの容積があまりに小さいんです。
音量が出ないのは、構造的にも明白です。
ここで、素朴な疑問が・・・
写真;ニュルンベルク博物館に所蔵されているオリジナルハープと同型のもの
この当時、一方では、ケルティック・ハープのように、箱の容積が大きく、「良く鳴る」楽器があったにもかかわらず、なぜ、わざわざ「鳴らない」楽器を使ったのか・・・・
という疑問です。
彼曰く、私の作ったゴシック・ハープ(独自の設計)の方が、自分のより凄く「鳴る」とのこと。
それは、根本的に構造が違っているので、当然の結果とも言えます。
彼が持ってきてくれた、エリック・クライマンというハープ製作家の、中世からバロック期のハープについての短い論文は、とても興味深いことに触れています。
私のゴシック・ハープの音域を、下に1音拡張しました。
ボディに1音分の穴を開け、ネックにチューニングピンを打ち込みました。
そして、音のピッチを「ティーフ・カマートーン」と呼ばれる、393Hzに下げました。
弦のテンションが低くなったので、音色ががらりと変わりました。
私好みの「古楽器の響き?」です。
写真;音域を、下に1音拡張して、最低音Fとしました。ピッチが393Hzなので、現代ピッチよりほぼ1音低いです。
上記のエリック・クライマン氏のサイトです
http://www.eric-harps.de/
お会いするのは2度目です。
彼が作っている、ブレイピン付きゴシック・ハープは、ニュルンベルク博物館に所蔵されているオリジナルハープを元にしています。
一木からの刳り抜きの楽器は、ボディの容積があまりに小さいんです。
音量が出ないのは、構造的にも明白です。
ここで、素朴な疑問が・・・
写真;ニュルンベルク博物館に所蔵されているオリジナルハープと同型のもの
この当時、一方では、ケルティック・ハープのように、箱の容積が大きく、「良く鳴る」楽器があったにもかかわらず、なぜ、わざわざ「鳴らない」楽器を使ったのか・・・・
という疑問です。
彼曰く、私の作ったゴシック・ハープ(独自の設計)の方が、自分のより凄く「鳴る」とのこと。
それは、根本的に構造が違っているので、当然の結果とも言えます。
彼が持ってきてくれた、エリック・クライマンというハープ製作家の、中世からバロック期のハープについての短い論文は、とても興味深いことに触れています。
私のゴシック・ハープの音域を、下に1音拡張しました。
ボディに1音分の穴を開け、ネックにチューニングピンを打ち込みました。
そして、音のピッチを「ティーフ・カマートーン」と呼ばれる、393Hzに下げました。
弦のテンションが低くなったので、音色ががらりと変わりました。
私好みの「古楽器の響き?」です。
写真;音域を、下に1音拡張して、最低音Fとしました。ピッチが393Hzなので、現代ピッチよりほぼ1音低いです。
上記のエリック・クライマン氏のサイトです
http://www.eric-harps.de/
おくればせながら、あけましておめでとうございます。
ゴシックハープ、すてきですね!
11月に西山まりえさんの演奏を拝聴しました。(URLから記事に直接ジャンプします)
当時の絵画から復元された楽器とお伺いしておりましたが、やはり作り手さんによっていろいろな特徴が出てくるのですね。
チッチの父さんの楽器の音もゼヒ聴いてみたいです♪
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
ゴシックハープ、すてきですね!
11月に西山まりえさんの演奏を拝聴しました。(URLから記事に直接ジャンプします)
当時の絵画から復元された楽器とお伺いしておりましたが、やはり作り手さんによっていろいろな特徴が出てくるのですね。
チッチの父さんの楽器の音もゼヒ聴いてみたいです♪
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
1
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チッチの父
at 2010-01-13 18:40
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lautten
at 2010-04-07 23:15
x
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cicci2cicci at 2010-06-07 08:06
>lautten さま
あるところで、一木からの刳りぬきタイプのゴシック・ハープを手にする機会がありました。
もの凄く軽くて、饗板がサウンドホールに指を入れてみた感じでは
厚みが1mm程度です。
ネックが細くて、私のハープのように、弦側に反ってきています。
そして、ボディーが、テンションに負けて、相当に湾曲してきていました。
でも、もの凄くよく鳴ります。
音量も十分に出ていました。
あるところで、一木からの刳りぬきタイプのゴシック・ハープを手にする機会がありました。
もの凄く軽くて、饗板がサウンドホールに指を入れてみた感じでは
厚みが1mm程度です。
ネックが細くて、私のハープのように、弦側に反ってきています。
そして、ボディーが、テンションに負けて、相当に湾曲してきていました。
でも、もの凄くよく鳴ります。
音量も十分に出ていました。
by cicci2cicci
| 2010-01-03 08:38
| ☆Early Harp
|
Comments(4)