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カテゴリ:☆Portative Organ
  • ポルタティーフ・オルガン製作記 Making Portative Organ No.13
    [ 2007-05-03 14:41 ]
  • ポルタティーフ・オルガン製作記 Making Portative Organ No.12
    [ 2007-03-26 09:57 ]
  • ポルタティーフ・オルガン製作記 Making Portative Organ No.11
    [ 2007-03-23 08:50 ]
  • ポルタティーフ・オルガン製作記 Making Portative Organ No.10
    [ 2007-03-20 00:03 ]
  • ポルタティーフ・オルガン製作記 Making Portative Organ No.9
    [ 2007-03-15 20:49 ]
  • ポルタティーフ・オルガン製作記 Making Portative Organ No.9
    [ 2007-02-21 08:24 ]
  • ポルタティーフ・オルガン製作記 Making Portative Organ No.8
    [ 2007-02-18 17:49 ]
  • ポルタティーフ・オルガン製作記 Making Portative Organ No.7
    [ 2007-02-16 08:44 ]
  • ポルタティーフ・オルガン製作記 Making Portative Organ No.6
    [ 2007-02-15 17:02 ]
  • 【純正調オルガン】
    [ 2007-02-15 08:09 ]
ポルタティーフ・オルガン製作記 Making Portative Organ No.13

ポルタティーフ・オルガンの塗装が済みました。
ナラ材白木地のままで、けっこう汚れが目立ってきたので、このような着色を施しました。
パイプは全くの未塗装です。

この楽器を加えて、一人で多重録音をしようと思っています。
曲は中世もの、例えば「聖母マリアのカンティガ集」(Cantigas de Santa Maria)とか、モンセラートの朱い本(カタルーニャ語:Llibre Vermell de Montserratは、中世西洋の歌曲集)などを考えています。

正面の文字はラテン語です 「山下太郎のラテン語入門」http://www.kitashirakawa.jp/taro/indexj.htmlを参考にさせていただきました。
【Ars longa vita brevis.】 「技術は長く、人生は短い」
英語にちょっと似てますね。
Ars;Art
longa;long
by cicci2cicci | 2007-05-03 14:41 | ☆Portative Organ | Comments(7)
ポルタティーフ・オルガン製作記 Making Portative Organ No.12
ポルタティーフ・オルガンは、一応使える状態になりました。
まだまだ微調整は必要ですが、どうにか一段落です。

ポルタティーフ・オルガンそのもの構造的欠点も見えてきました。
フイゴの押し具合で、音程が大きく変わります。また、フイゴをいっぱいに引き出して押す場合と中程で押す場合も、フイゴ内の容積が変わるので音程も変わってきます。
最大に引き出すと、容積が最大になり、押す力もそれなりに大きくしなくてはいけないんです。ところが、楽器の支点のの関係で、この位置で強く押すと、楽器が転倒してしまいます。
一番押しやすくて安定してるのは、60度ほどでしょうか。

どうやら、ポルタティーフ・オルガンは、一にもふいご、二にもフイゴのようです。

更にボイシングも詰めて行って、まあまあの状態になったら、塗装して、MP3録音してご披露させていただこうと思っています。
写真も捕らなくちゃ・・・・
by cicci2cicci | 2007-03-26 09:57 | ☆Portative Organ | Comments(4)
ポルタティーフ・オルガン製作記 Making Portative Organ No.11
またまた変更を余儀なくされました。
閉管の加工を始めたわけですが、元々開管の設計のモノを、閉管で鳴らすのは、相当無理なことが分かってきました。
更に、閉管のボイシングが、開管に比べると、より一層微妙だと言うことです。

やっぱり、パイプ・スケール(パイプの幅と奥行きの比)が根本的に違います。
この楽器の設計は、Open Diapason(開管)のスケールで、1:1.1です。
一方、Lieblich Gedackt(閉管)のスケールは、1:1.44です。
相当な開きがあります。

そこで、意を決して、最初の予定通り開管で決定ということで、細かい温度と周波数の対応表を作りました。
ピッチは当初の、ティーフカマートーンといわれる392Hzのミーントーンです。
昨日は、午前10時くらいから、気温がず〜っと15℃でしたので
下記の対応表に従って調製を始めました。
------------------------------------------------
室温  周波数
10℃ 385.3 Hz
11  385.9
12  386.6
13  387.3
14  388.0
15  388.6
16  389.3
17  390.0
18  390.7
19  391.3
20  392.0
21  392.7
---------------------
昨日は午後になっても18℃程でしたから、比較的楽でした。

今現在、残り2本の調製が済めば、とりあえず終了です。
by cicci2cicci | 2007-03-23 08:50 | ☆Portative Organ | Comments(0)
ポルタティーフ・オルガン製作記 Making Portative Organ No.10
前回、室温の変化で、調律もままならないと書きましたが、実際どの程度影響を受けるのか、簡単な基礎物理の「気柱の振動」というのを調べて見ました。
20℃で440.0hzの設定です。

温度    振動数
10℃   432.4hz
15℃   436.2hz
20℃   440.0hz
25℃   443.7hz
30℃   447.4hz
35℃   451.1hz
となります。これでは、空調無しで自然任せの環境では、調音する意味がまったくないことが判ります。
この数値がいかに凄まじいかは、アンサンブルやオケで音あわせした方なら十二分に判ると思います。
いやはや・・・です。
やっぱりGedackt(閉管)に変更してして正解だったと思います。
by cicci2cicci | 2007-03-20 00:03 | ☆Portative Organ | Comments(0)
ポルタティーフ・オルガン製作記 Making Portative Organ No.9
<<パイプの調製に四苦八苦です>>

今日、たまたま、整音してるところに、チェンバロ製作のS氏が立ち寄りました。
オルガンは、ポジティブなどでも、特に2Feet、4Feetは、気温に敏感で、ステージのお客さんの入り具合での温度変化にも反応してしまい、とても大変な楽器だ、と言ってました。
(チェンバロとポジティーフを一緒に使う演奏会では、もう、半分成り行きで、あきらめるしかないとのこと。
気温が上がると、チェンバロはピッチが下がり、オルガンと管楽器は上がってしまいます。
全音域が均等に動いてくれれば良いのですが、チェンバロの場合、真鍮弦、燐青銅、アイアン(鉄)と、材質でピッチの動き方が違いますし、オルガンの場合、木管と金属管では、勿論違ってきます。)

そうなんです、確かに、気温が僅か数℃変わると、さっき合わせたオクターブが、もう取れなくなってきます。
そもそも、この工房の作業室を、終日(仮に)摂氏20℃に保って調製するのは困難です、というより不可能です。
これでは、いつまで経ってもキリがつきません。パイプを切ったり、継ぎ足したりを繰り返すようでは、埒があきません。

そこで、急遽、パイプをゲダクト(閉管)にしようと思い始めました。ゲダクトなら、開口部に栓を取り付けて、これを移動することによって調律するので、各テンペラメントに設定できます。
ただし、管長がほぼ決まってしまったので、栓を付ける分、実効長が短くなるので、392Hzのティーフ・カマートンは断念です。
ピッチは440Hzで、開管のオクターブ下になります。
もともと、オープン・ディアパーソンの前提での設計なので、閉管にすると鳴りにくいパイプも出てくると思いますので、再度調製しなくてはいけないでしょう。

【教訓】
開管のポルタティーフ・オルガンは、音域がせいぜい1オクターブ半が手頃かもしれません。そうすれば、ウインド・チェスト内部の風路のレイアウトも余裕がでて、風路の断面積もたっぷりとれ、風量が十分に確保できて、音量もだせるでしょう。
by cicci2cicci | 2007-03-15 20:49 | ☆Portative Organ | Comments(2)
ポルタティーフ・オルガン製作記 Making Portative Organ No.9
テンペラメントがやっと決まりました
といいいますか、消去法でこれしかない、と自分に言い聞かせることにしました。

ティーフカマートーンといわれる392Hzのミーントーンにします。

もし、他のモダンピッチの楽器と合わせるときには、415Hzより
392Hzのほうが、ずっとやりやすいです。
例えば、Cdurの曲でしたら、オルガンの方を1音上げて
Ddurとなり、#はCisとFisだけですから、調性感は、ほぼ保たれると思います。
あるいは逆に、モダンピッチの楽器の方を1音下げれば
Bdurで♭2つ追加ですから、さほど問題はないかと思います。

最初の設計の段階では415Hzの設計でしたので、440Hzにするには、管の長さがかなり短くなってしまい、一部不都合が生じることが判りましたし、もし440の楽器と合わせるとすると、#が7つで、平均率とは違い、単純な旋律さえ、まともな音階にならなくなってしまいます。

大まかな管の長さは決まったので、口に管を2本ずつくわえて、CEとかCGの和音を吹いてみました。濁りのない、とても澄んだ和音です。

392Hzのティーフカマートーンは、ヘンデルが好んで使っていたそうですし、フランスでは、室内楽に好まれていたそうです。

次は、管の「鳴り」のバラツキを揃えることです。
by cicci2cicci | 2007-02-21 08:24 | ☆Portative Organ | Comments(0)
ポルタティーフ・オルガン製作記 Making Portative Organ No.8
作り直した、パレット用のスプリングです

さて、いよいよパイプの整音に入ります。管の長さは計算値より10%ほど長めに作っています。
実際は何Hzのパイプに仕上がっているのか一本ずつ計測します。

私が持っているKorgのチューニングメーターは測定値が数値では表示されないので、フリーソフトで使えそうなものを捜したら2つ見つかりました。

「SoftTuner」  http://www.forest.impress.co.jp/article/2006/07/25/softtuner.html

「(尺八)運指チューナー」v2.88  http://www.forest.impress.co.jp/article/2006/11/14/unshituner.html

どちらも12分に使えます。各種テンペラメントも用意されていて、単体チューナーと遜色がないほどです。
by cicci2cicci | 2007-02-18 17:49 | ☆Portative Organ | Comments(0)
ポルタティーフ・オルガン製作記 Making Portative Organ No.7
サイドパネルの彫刻が終わりました。
この後は、パレットのスプリングを作り直して、いよいよ整音に入れるかもしれません。

(周辺がこんなにも歪みます、もっと良いデジカメが欲しいです)
by cicci2cicci | 2007-02-16 08:44 | ☆Portative Organ | Comments(2)
ポルタティーフ・オルガン製作記 Making Portative Organ No.6

今日は、イトーシンミュージック(http://www.itoshin.co.jp/)で、MusicWire、つまりはピアノ用の弦を買ってきました。楽器関係者に「ピアノ線」という言葉を使うと叱られます。「ピアノ線じゃないよ、ミュージックワイヤだよ」と。
ピアノ線というのは、工業用の針金であって、楽器に使うものではないからです。
他に、楽器用のフェルト、クロス、センターピンなど買いました。
さて、ピアノを作る訳ではないのに、なぜミュージックワイヤを買ったかというと、ポルタティーフ・オルガンのパレット部分に使うスプリングを自作するためです。
以前自作したスプリングは、ホームセンターで買った「ピアノ線」φ=1.15程度だったのですが、ちょっと腰がなくて、前回の作業(2ヶ月ほど前)からだいぶ時間がたっているので、バネが弱くなっていました。
そこで、今日買ってきた、#22φ1.225mm(suzuki、国産)と#25φ1.4mm(roslou、独)の二種類を試してみて、良さそうなものを使うつもりです。
by cicci2cicci | 2007-02-15 17:02 | ☆Portative Organ | Comments(0)
【純正調オルガン】
下の記事を書いていて思い出しました。
確か日本人で、「純正調オルガン」というのを作った人が居たはず・・・と思い、検索してみたら在りました。
田中正平、21歳の最年少で東京大学理学部物理学科を卒業という、凄い方ですね。
http://www.geocities.jp/hukuhuku_pii_623/onritu1.htm#junseiorugan
1オクターブ20分割のけんばんですね。

この写真は、建学記念館 錦華殿|京都女子大学・京都女子大学短期大学部のサイトからお借りしました。
http://www.kyoto-wu.ac.jp/student/map/n22.html
他には、国立音大の楽器博物館にも在るようです。
by cicci2cicci | 2007-02-15 08:09 | ☆Portative Organ | Comments(0)